Bing chat
Bing chat完全ガイド!利用方法から効果的な使い方まで徹底解説!
Bing chatとは?
「Bing chat」は、Microsoft Bingの検索エンジンに統合されたチャットモードです。従来の検索エンジンであるBingとの違いは会話形式で情報を得ることが出来る点で、Bing chatでは、質問やリクエストに対して、会話で情報を提供したり、もしくは単純に会話を楽しむことも可能です。
さらに、Bing chatは、ユーザーとの会話を通じて、ユーザーのニーズや関心に合わせた提案を行うことができます。これにより、ユーザーは、より深く掘り下げた情報を得ることができます。
Bing chatのメリット
Bing chatのメリットは大きく分けて2つです。
- リアルタイム性がある
- 利用制限が少ない
Bing chatの特徴の1つがリアルタイム性で、Bing chatでは学習済みのデータから回答をするのではなく、Web検索を利用して、最新かつ正確な情報を提供することができます。この点が対話型AIで最も注目されているChat GPTとの違いです。
また、現状では「Microsoftアカウントが必要」「Microsoft Edgeブラウザのみ」「一度の質問は2,000文字まで」「一回の会話で20ターン、1日あたり200ターン(2023年3月末時点)」という制限があります。
ターン制限については、
- 1セッションあたり最大5ターン、1日あたり最大50ターン
- 1セッションあたり6ターン、1日あたり60ターン
- 1セッションあたり10ターン、1日あたり120ターン
- 1セッションあたり15ターン、1日あたり150ターン
- 1セッションあたり20ターン、1日あたり200ターン
- 1セッションあたり30ターン、1日あたり300ターン
と徐々に緩和される方向にあり、2023年2月のリリースから2ヶ月ほどで大幅に緩和されていることを考えると、今後一日中使っても十分なほどに解放される可能性もあります。
Bing chatのデメリット
Bing chatの最大のデメリットは、会話をサービス側で保存してくれないことでしょう。
対話型AIでは、前後関係の文脈を読み取ることで適切な回答を生成できる可能性が高くなるため、一つのトピックスや一連の作業についての会話の履歴があることで、回答の精度を高めることが出来ます。
しかし、Bing chatは一度会話を削除してしまうと復元はできず、一度に保持できる会話は一つとなるため、履歴を残したり確認したりすることが出来ません。
Bing chatのもう一つのデメリットは、Bing chatの使用にはMicrosoftアカウントとMicrosoft Edgeブラウザが必要という点でしたが、2023年6月にこの条件が緩和され、Google Chromeなどの一部のブラウザでも利用可能になっています。
Bing chatの料金プラン・課金システム
Bing chatは2023年7月現在、完全無料サービスBingの機能の一つとしてリリースされているため、完全無料で使うことが可能です。
ただし、スタンドアロンで稼働する、法人向けの「Bing Chat Enterprise」は、1ユーザーあたり5ドル(Microsoft 365 E3、E5、Business Standard、Business Premiumユーザーは追加料金なし)で提供予定となっています。
Bing Chat Enterpriseでは、「ユーザーとビジネスのデータは保護され、組織外に漏えいすることはない。入力データも出力データも保護され、チャットは保存されず、Microsoftもアクセスできない。データがモデルのトレーニングに使われることもない」とされており、既存のBing chatに商用データ保護機能を追加したサービスと言えます。
「Bing chat」のトピックス
- No Image対話型AIのプロンプトを作る時は「プログラミング的思考」を取り入れると良い理由
対話型AIの回答を最適化するプロンプト。プロンプトを作る際には、「プログラミング的思考」を取り入れると良い理由を解説します。
- No ImageAIで生成したコンテンツの著作権はどうなる?
簡単にコンテンツを生成することが出来るAIサービス。便利に使う一方で、AIで生成したコンテンツの著作権はどうなるのかを知っておく必要もあります。
- No Imageこれだけは覚えておきたいAIの仕組み
難しい単語や複雑な仕組みが登場するAI。今回は、AI初心者でも理解できるように、最低限これだけは覚えておきたいAIの仕組みについて解説します。
- No Image主なジェネレーティブAIのバックエンド技術の種類と活用方法
ジェネレーティブAIには様々な種類があり、それぞれバックエンド技術の違いによって特徴や活用方法が異なります。ここでは簡単にジェネレーティブAIのバックエンド技術を解説します。
- No Image対話型AIを使う上で意識したい「GPTのトークン長」とは何か?
何も考えずに優れた回答をしてくれる対話型AIですが、実は「GPTのトークン長」が回答の精度に大きく影響します。GPTのトークン長とは何か?使う上で意識したいポイントを解説します。
- No Image対話型AIを使う上で知っておくべきこと、心構え
簡単で便利な対話型AI。しかし、何も知らずに使っていると思わぬリスクを負う可能性もあります。今回は、対話型AIを使う上で知っておくべきことや心構えについて解説します。
- No Image対話型AIに英語で質問するメリット・デメリット
対話型AIには「なぜ英語で質問する良い」と言われるのか、逆に英語で質問することのデメリットは何なのか、バックグランドや実際の作業をベースに解説します。
- No ImageChatGPT & Bing Chatで使える万能フレーズまとめ
ChatGPTやBing Chatを使っているとうまく回答を引き出せないことがあります。そんな時に簡単に使える万能フレーズをまとめました。
- No Imageプログラミングのコーディング支援AIサービスまとめ
主なプログラミングのコーディング支援AIサービスまとめました。サービスごとの違いや、サービス選ぶ際の判断ポイントについても。
- No Image対話型AIを使うべきシーン・使わない方が良いシーン
様々な場面で利用することが出来る対話型AIですが、使うべきシーン・使わない方が良いシーンがあります。今回は、それぞれのシーンと具体例、注意すべき点をまとめました。
- No Image【2023年版】主な対話型AIサービスまとめ
主な対話型AIサービスをBtoC、BtoBに分けてまとめました。それぞれの特徴や価格についての解説も。
- No Image【ChatGPT/Bing chat】知っておきたい対話型AIを使う際のリスク
誰でも簡単に無料で使うことが出来る対話型AI。しかし、ビジネスなどで使う前に、リスクがあるということを知っておく必要があります。
- No ImageChatGPTとBing Chatの違いとベストな使い分け
どちらも無料で使うことが出来る対話型AIである、ChatGPTとBing Chatの違いをまとめました。