Google Bard

Google Bard完全ガイド!便利な使い方からChatGPTやBing chatとの違いなどを徹底解説します!

Google Bardとは?どんな特徴がある?

Google Bardは、自然言語処理(NLP)技術を用いた大規模な言語モデル(LLM)をバックボーンに持つ、対話型AIサービスです。膨大なデータベースから学習し、対話形式で入力された命令に対して回答をします。

他の対話型AIと同様に、Google Bardでも文章や作詞、テキストの修正や校正などが可能で、文章をベースにした作業であれば、短い文章から長文まで、多彩な作業が可能になります。

Google Bardは、先行するOpenAIのChat GPTやMicrosoftのBing chatと同等のサービスですが、大きな特徴が使用する言語モデルです。

Google BardはGoogleが開発する最新の大規模言語モデル(LLM)である「PaLM 2」を使っており、推論や多言語翻訳、コーディングなどに特に強いと言われます。

Google Bardの制限

Google Bardはまだ開発中のため、機能的にはまだまだ不十分なところがあります。

データソースの制限

対話型AIサービスの多くが、過去に学習したデータを元に回答する形式を取っていますが、Google Bardも現状では同様です。

Googleが得意とする検索データを利用についてはまだ制限があるようで、最新のデータを回答してくれないケースもあります。

使用可能な言語の制限

また、使用できる言語にも制限があります。

2023年5月現在、Google Bardは

  • アメリカ英語
  • 日本語
  • 韓国語

の3つの言語でのみ使うことが出来ます。

過去の会話履歴へのアクセス

こちらはメニューで表示されていないだけの可能性がありますが、Google Bardでは過去の会話履歴を削除することはできますが、表示することは出来ません。

この辺りは、先行するChat GPTの方が使い勝手が良いと言えます。

Chat GPTやBing chatとの違い

先行サービスとの大きな違いで言うと、

  1. 「完全無料」で使うことができること
  2. 回答できる言語の数
  3. リアルタイム性

と言う3つの違いがあります。

上記の点で先行する対話型AIサービスとGoogle Bardを比較すると下記のようになります。

サービス名LLM料金入力制限回数制限
Google BardPaLM 2無料5,000文字なし
Bing ChatGPT-4無料2,000文字1日あたり200ターン
Chat GPTGPT-3.5無料4,000文字混雑時制限
Chat GPT PlusGPT-4月額20ドル4,000文字混雑時優先

無料という点ではどのサービスも同じですが、Google Bardは現状利用制限が緩いのが最大の強みでしょう。文字数制限は5,000文字と競合よりも多く、質問回数の制限はありません。

Google Bardは開発中のサービスのため「期間限定で無料」の可能性はありますが、今後、Google Bardが従来の広告収益モデルになるのか、課金モデルになるのかで、このあたりの制限が決まってきそうです。

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