【2023年版】主な対話型AIサービスまとめ

主な対話型AIサービスをBtoC、BtoBに分けてまとめました。それぞれの特徴や価格についての解説も。

更新日: 2023.5.11公開日: 2023.4.13

BtoC向け

ChatGPT

アメリカのITベンチャー企業OpenAIが開発したAIで、人間のように会話ができることが特徴です。Webブラウザからアクセスし、GoogleアカウントかMicrosoftアカウントでログインすることで利用可能です。

従来の対話型AIと違い、長い会話や複雑な回答をすることが出来ることが特徴で、現在一番利用されている対話型AIと言っても過言ではないでしょう。

ChatGPTは基本無料で使うことが出来ますが、有料プランであるChatGPT Plusに登録すると、新機能や高性能なAIを利用することも可能です。

ChatGPT

Bing Chat

Microsoftの検索エンジンであるBingに、2023年2月に搭載された対話型AIの機能。検索結果に表示される「チャット」ボタンから起動させる、もしくはMicrosoft Edgeブラウザ上のチャットボタンから起動することが可能です。

バックグランドで動作するAIはChat GPTのGPT-4をベースにMicrosoftがチューニングしたもので、ウェブ上の情報から回答を生成させることが出来るのが特徴です。ウェブ上の情報をベースとするため、回答の精度が高くなる、リアルタイム性が上がるというメリットがあります。

Microsoftアカウントがあれば無料で誰でも使うことが出来ます。

Bing

Google Bard

言語モデルAIの先駆者であるGoogleの対話型AIサービス。現在の対話型AIで使われている「Transformer(トランスフォーマー)」は2017年にGoogleが発表した自然言語処理の処理モデルのため、ある意味本家本元のサービスとも言えます。

ただ、先行するMicrosoft系の対話型AIサービスに遅れを取らないように、ハイスピードでリリースしたと言われ、まだまだ荒削りなところがあるイメージです。

Easy-Peasy.AI

Easy-Peasy.AIもJasper AIと同様にブログ記事の作成などに特化したサービスで、AIが記事や画像などのコンテンツを作成する機能がメインですが、AIフレンド「Marky(マーキー)」と対話をすることで記事作成の支援する機能が搭載されています。

月額無料プランか、月額5.99ドルの課金プランを選ぶことが出来ます。

Easy-Peasy.AI

Googleアシスタント

Googleが開発する、AndroidスマートフォンやGoogleのスマートスピーカーに搭載されている対話型AIです。テキスト・音声による質問に、インターネット上の情報などをソースに回答をします。Anrdoid端末があれば無料で利用できます。

連続の質問というよりも、単発の質問に回答するスタイルで会話というよりかは検索に近い使い勝手になっています。

Siri

Appleが開発する、iPhoneやiPad、Apple Watchなどに搭載されている対話型AIです。質問の仕方は基本的に音声で、iOSデバイスだけでなく最新のMacにも搭載されています。iOSとの親和性が高く、Apple製品での使い勝手が良い点が特徴です。

回答する情報については、Apple独自の学習データを持っていると言われ、Google検索結果などと違う回答をすることがあります。

Amazon Alexa

Amazonのタブレットやスマートデバイスに搭載される対話型AI。会話からAmazonでの注文ができるなど、他の対話型AIよりも購入などに近い立ち位置のAIとなっています。

Amazonアカウントがあれば無料で使うことが出来ますが、対応するAmazonデバイスが必須となるため、基本的には自宅のリビングなどで使うイメージの対話型AIです。

BtoB向け

Amazon Bedrock

2023年4月に発表された、ジェネレーティブAI機能をAPIで提供するサーバーレスサービスです。

Amazon Titanなどの大規模言語モデルと、画像生成モデルStable Diffusionを利用可能です。

AWSの他のサービス群と組みわせることで、「過去の売り上げや自社データを参照して、Amazon BedrockがソーシャルメディアやWebサイト向けの新しいキャッチコピーの案を生成」といったことが可能になります。

Amazon Lex

ビジネスアプリケーションやIoTデバイスの制御、カスタマーサービスなどに利用される自然言語理解(NLU)と自然言語生成(NLG)を提供するAmazonのクラウドサービス。

Amazon Alexaと同じ会話型エンジンが使用されており、同社のクラウドサーバー群サービス・AWSと組み合わせることで、自社のビジネスにAmazon Alexaのような機能を追加することが可能です。

Dialogflow

Googleのクラウドサービス群の一つである自然言語処理プラットフォームで、簡単にチャットbotが作成できるサービスです。事前に入力した情報をもとに自動で回答してくれるカスタマイズ可能な対話型AIで、トレーニングをすることも可能です。

自社サービスに合わせた専用対話型AIが欲しい場合に有効なサービスと言えます。

Azure OpenAI Service

Microsoftが提供するクラウドサーバーサービスであるAzureの対話型AIサービス。バックエンドはOpenAIのGPTで、簡単にいうとカスタマイズ可能なChat GPT。

日本でも大企業で従業員向け対話型AIとして導入が進んでいるサービスです。

IBM Watson Assistant

IBMが提供する自然言語処理プラットフォームで、ビジネス、ヘルスケア、製造業など、様々な分野で利用されています。

自社サービスに合わせた対話型AIを訓練できるのが特徴で、比較的簡単にトレーニングをしたりカスタマイズしたりすることが可能です。

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