プログラミングのコーディング支援AIサービスまとめ
主なプログラミングのコーディング支援AIサービスまとめました。サービスごとの違いや、サービス選ぶ際の判断ポイントについても。
公開日: 2023.4.14
コーディング支援特化AI
Github Copilot
オンラインレポジトリサービス・GitHubが提供するコーディング支援特化AIサービスが「Copilot」。Copilot(副操縦士)という名前の通り、ペアコーディングをする感覚でAIとコーディングすることで、コーディングを高速化し、複雑なビジネスロジックに集中できるようになります。
最大の特徴は、IDEと統合することで、コメントアウト文の内容、関数名、型定義名から推測して、最適なソースコードを提案てくれる点。さらに約10個ほど候補を出してくれるため、自分で選択することも可能です。
GitHub Copilotは、個人アカウント向けの「GitHub Copilot for Individuals(月額10ドル)」と組織アカウント向けの「GitHub Copilot for Business(月額19ドル)」の2つのプランがあり、個人向けプランでは、60日間の試用期間があります。
Amazon CodeWhisperer
AWS版Github Copilotとも言われるのがAmazon CodeWhisperer。AWSのサービスではありますが、AWS Builder IDという別アカウントで利用することもできるため、気軽にAIによるコーディング支援を使うことが出来ます。
基本機能はGithub Copilotとほぼ同じですが、無料版(Individualプラン)が用意されていて、課金プランであるProfessionalプランは月額19ドル。両者の違いは、コードセキュリティスキャンの月間の使用上限数と、IAM Identity Centerで管理されるかどうかという差です。
汎用AI
ChatGPT
対話型AIとして最も使われていると言っても過言ではないのがChatGPT。作文などの文章で使われることが多いですが、実はプログラミングも可能です。
コーディング支援特化AIとの違いは、IDEなどに高度に統合されていない点です、基本的にはブラウザから指示をするか、サードパーティのプラグインなどを使って、APIコードでIDEと統合することになります。
基本無料で使うことが出来るため、とりあえずコードを書いてもらいたいだけであれば、ChatGPTでも十分です。
Bing chat
ChatGPTと同じGPT-4を言語モデルとしたMicrosoftの検索サービスBingの対話型AI機能。検索と統合されているため、調べ物がメインかと思いきや、実はプログラミングもしてくれます。
Microsoftアカウントさえあれば無料で使うことが出来ますが、「一回の会話で20ターン、1日あたり200ターンまで」という制限があるため、バリバリとコーディングをさせようとすると上限に達してしまう可能性があります。
制限文字数が2,000文字までなので、短いコードを書かせたり、リファクタリングさせたりするのもアリでしょう。
コーディング支援特化AIと汎用AIどちらが良い?
本格的なプログラミングで使うならコーディング支援特化AI一択
実際にコーディング支援特化AIを使ってみるとわかりますが、コーディング支援特化AIはIDEと高度に統合されているため、普通にプログラミングをする感覚でコードの補完を使ってサクサクとプログラミングが出来ます。
また、汎用AIと違って会話をする必要がなく、あくまでコードから類推して支援をしてくれるので、毎回汎用AIに質問するやり方とはコーディングスピードが全く違います。
唯一の欠点は、対応する言語がまだ限られている場合もあるので、万能さに欠けるという点でしょうか。
毎日のように大量のコードを書くユーザーは、月額20ドルくらいは簡単に元が取れてしまうほど便利なサービスなので、本格的なプログラミングで使うならコーディング支援特化AIはぜひ使いたいサービスです。
汎用AIなら会話をしながら細かく指定ができる
一方で、汎用AIは会話を元に回答を生成してくれるので、細かい条件設定などが容易に出来るというメリットがあります。
会話ログを続けて使えば、これまでの履歴や前後関係で類推してくれるので、面倒な指示を毎回しなくても良いというのもメリットでしょう。
ただ、毎回会話をしてコードを取ってきてという流れになるためスピード感はありませんが、テストやリファクタリングなどで使う分には十分でしょう。
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